2015-01-01から1年間の記事一覧

かうんせりんぐ

カウンセラーというか,臨床心理士になりたいわけじゃないと言えばうそになるのかもしれない.けれども一方で精神療法についてくるイデオロギー的なものに辟易してるのも事実で,そういうものが嫌になったひとが薬物以外で向かう先がラカン派なのかもしれな…

つらつら

ゼミ発表がありました.そこで僕は頑張って勉強の成果を話そうとしたのだけど,ぜんぜんうまく行かなくて,泣きそうにはならなかったけど,ただどうしようもなく,何もできない気分になって,終わった後,何時間もぼーっとしていた.それで気付いたのだけど…

GW

せっかくなのでゴールデンウィークにしたことを列挙しようと思う: a) いつも通りのルートでの帰省; b) 帰る途中にジュンク堂に寄って本を買う; c) ごろごろ; d) ネットサーフィン; e) 実家の自室にある高校の頃に読んだ本(主にD=G関係)をパラパラめく…

振り返って

ふとしたきっかけで人生を振り返ってしまう瞬間というのは誰にでもあって,自分の場合,それは数学検定の内容がほとんど高校数学だと言ったことが引き金だった.考えてみれば,高校の科目というのは本当に簡単なことしかしていない.けれども高校に入った途…

障害

けっきょくのところ自分が発達障害だから発達障害っぽいひとが好きなんじゃないかという身も蓋もない話が真実っぽいことに気づいてしまって,頭を抱えている.というのは,自分の趣味とか嗜好というものは,もっと別のところ――幼い時に摂取したコンテンツと…

なんか

サブカルチャーのことを大衆文化だと勘違いしてた時期が僕にはあった.というのも高校の頃,クラスの大半の人はアニメを観ていたからで,サブカルチャーを知っていれば誰とでも会話できるんだとてっきり思い込んでいたのだけど,サブカルチャーというものは…

自分探し

自分探しを馬鹿にするようなことを言うひととは仲良くなれないなと思う.というのはそんなことを言うひとたちはみんな人生にちゃんとした足場――精神的なものであれ物質的なものであれ――を持っているわけで,自分のことは棚に上げて,自分探しをするような人…

だいがく!

大学のとある授業のTAをやってるのだけど,授業が終わって学生が去って行った後の空っぽの講義室で先生が,誰も言うことをちゃんと聞いていない,とほとんど目を吊り上げながら言った.僕個人としてはそんなことできれられても,とまず思ったし,講義を聞き…

瞬間

数百億年後にビッグクランチが起きるという俗悪な記事を読んで,そういえばはるか未来には人類は滅ぶんだということに思い至り,なんだかすべてが空しいような気分になってきたのだけど,しばらくたつと,たとえ人類が永遠のものだったとしてもすべては空し…

半端

最近になってようやく僕は中途半端に生きることができるようになったと思う.というのは,それまでの僕は色々なものにそのたびごとに区切りをつけないと気が済まなかったからで,ふたつある家の鍵のうちのひとつを部屋の中で失くしたまま外に出るのには耐え…

通じなさ

友人がそれぞれに疲弊していて,僕はそんな彼らの間ではなるべく明るく振る舞って,世界には面白い側面もあるということを示そうとするのだけれど,死にたいという言葉に対しては,死ねたらいいよね,でも死にたくなるような重い気分と,死にたさと,行為と…

くつじょく!

コミュ力のあるひとたちが発言しまくってるような場面で僕はしばしば何も話せなくて,話せることが見つかったときには,話題はすでに別のことに移っていたりする.そんな時,とてつもないくつじょく感が押し寄せてくるのだけど,こればかりはどうしようもな…

ポモポモ

ユリシーズを読み返してると,登場人物が教養に溢れていて,世界がこれくらい豊かだったらいいのに,という気分になった.もちろん,当時のダブリンの衛生はとても悪かったのは知っているし,世界は今よりもずっと偏見だらけだったことも知っている.けれど…

幸せの最小のイメージ

思い返してみれば,昔から,幸せの最小のイメージというものに興味があったのかもしれない.何重にも守られたありふれた幼年時代,うとうととしているときにふと見る抽象的なイメージの記憶,友人とのちょっとしたやり取り,あるいはドストエフスキーと村上…

複数

僕は本を読むのが好きで,本当に好きな本は下宿の机の引き出しに入っているのだけど,そこそこ大切な本は実家に置くことにしている.そうすることで実家が第二の秘密基地になる.というのは,同じ場所にたくさん本を置いていても,ふだん読み返す本は一番大…

うつ

ツイッター上には,精神を病んでいる,というか心因性の鬱病になってるアニメアイコンのひとがかなりの数存在する.彼らは同時に社会不安障害やアスペ―ルガー症候群を患っていたりするわけだけど,彼らのツイートには共感できるような部分が多いし,コンテン…

ふと

知性主義者なので精神分析の道具立てには昔から不満があるのだけれど、問題なのはそこじゃなくて、美学や倫理が射程に入ってる心理学の理論が残念なことに精神分析くらいしかないことにあるんじゃないかとゆ気がしてきた

スマホ,ゲーム.

大学に入ってからテレビを観なくなったのはこの前書いたけど,もう一つしなくなったことがある.それはビデオゲームで,中学・高校の頃,僕はわりとゲーマーだったのだけど,ゲーム機が高価なのもあり,大学に入ってからはほとんどコントローラを握っていな…

テレビを観ること

大学に入ってからニュースを全く観なくなった.それは下宿してからテレビを観なくなったからで,webニュースを毎日見る程の意志の強さもない僕は,社会についての情報を摂取することをやめてしまった.僕が社会情勢に触れる唯一の機会といえば,ツイッター上…

事後的にいいと思うこと.

昨日,とある美術館に行ったのだけど,展示の前半部分は集中力が持続してそこそこ楽しめたものの,後半に入った頃から倦怠感が押し寄せてきて,早く終わんないかな,という気分になった.それであまり気分がすぐれないものだから全部見終わった後,ショップ…

近代ブンガク

思えば私は近代日本ブンガクというものをほとんど読んだことがない.興味をほとんど感じなかったから,というのが主な理由で,それより古い文学作品にはわりと興味があってちょくちょく読んだりもするのだけど,近代日本ブンガクというと,海外に後れを取っ…

¬生成変化

一年くらい前の日記を見返してると,今と考えていることがわりと違っててショックを受けたりする.もちろん問題意識は連続してるのだけど,そこに書かれているのは誰か自分ではない他人の思考のような感じがして,もし書くということが,こういう差延を生み…

死にたさ/死にたくなさ

死にたいと思ったことがない人は人としてどうかしてるんじゃないかと私は常々思ってるのだけど,そういうどうかしてる人々の死にたくないという感情はどこからやってくるのだろうというのは私の日頃の疑問である. 自殺を止めよう!という文脈で説得の手段と…

そいえば

私は根暗とゆかダウナー系なのだけど,外から見て常にテンション高めの人の一日の精神状態の推移がどんな感じなのかはわりと気になる.

文章

理系にはまともな文章をかける人が少ないと言われるが,私も書けない人の一人で,というと全くまともな文章を書けない人が怒るかもしれないけれど,四年間,四千字のレポートを何本も提出しまくって,最後には持ち前のレトリックを駆使して卒論を書き上げる…

教養って一体……

なんだかタイムラインが人文教養の話で盛り上がってたみたいなので軽くメモ.ざっとTLを眺めたところ,次の意見を否定するのにみなさん躍起なようだ. ・人文教養は役に立たないので不要. たぶんたいていの人が同意する重要な論点は以下の4点だ. a) 教養はあ…

何も考えられない

ここには日々ぼんやりと考えていることを書こう,そう思ってブログを再開したものの,特に考えていることが無かったりする.考えていることが無いのなら,いつまでも更新しなくてもいいわけだけど,考えていることが無いにもかかわらず,ふとどこかに何か書…

再開した.

記憶が正しければ,確か二回生の終り頃から三回生の終り頃までブログを書いていた.その頃の僕はまともな文章というものを全く書いた経験がなく,内容があるものが書きたいというよりは,とにかく,何らかの語りの手法を身に着けたいという欲望に突き動かさ…